子供が車を運転するようになったら「子供特約」
子供特約とは同居している子供が車を運転する場合に、自動車保険で指定した年齢条件とは別に、子供の年齢条件を設定することができる特約のことを指します。この場合の子供とは次の人物を指します。
- 記名被保険者の子供
- 子供の配偶者
同居していることが特約付帯の条件となります。
子供の年齢が若いうちは保険料も高いため、子供特約のことを考えなければならないシーンは結構あります。
子供特約を付帯する際の注意点
注意したい点として、子供が所有する車には適用することはできません。その場合は別途保険契約を結ぶ必要があります。また子供が車を主に運転する場合にも適用されない場合があります。だれが主に運転するかによって付帯できるかどうかが変わってきますので注意が必要です。
子供特約を付帯していたものの、同居の子供が家を出て自分の車を所有したり、同居しているものの、社会人になって自分名義の車を所有するようになったりした時点で子供特約の適用からは外れます。
自動車保険によって子供特約が用意されているものと、そうでないものとがあります。別居の子供については対象外になる場合もあります。家族限定などの運転者限定特約を付帯する場合には、夫婦限定特約と子供特約を同時に付帯することはできません。子供特約を付帯できるかどうかについては、事前に保険代理店や損害保険会社に確かめておくことが大切です。
年齢条件の設定
自動車保険に子供特約を付帯する場合の年齢条件は、記名被保険者の年齢条件とは別に設定することができます。たとえば記名被保険者とその配偶者が30歳未満不担保設定の場合で、子供が19歳の場合、同居の子供に限り全年齢担保になります。この場合、年齢条件を全年齢担保にして保険契約をする場合に比べて保険料が割安になります。
子供の年齢条件に付いては保険会社の定めるところによって異なりますが、全年齢担保、21歳、26歳、30歳未満などの年齢限定条件を設定できる場合もあります。保険料をさらに節約したい場合には子供の年齢条件を上げることで対応できます。