保険料が支払われない場合
保険料が支払われない場合とは
自動車保険は、契約している被保険自動車が事故を起こしたり、損害を被ったりした場合に補償が提供されます。しかし、ある条件のもとでは保険料が支払われない免責事由が設けられています。これは、損害保険会社が不当な仕方で保険料を支払うことが無いようにするための措置です。
自動車保険の免責事由とは、補償が適用されない場合のことを指します。車を運転中に事故を起こし、免責事由に該当する行為が明らかになった場合、保険料の支払いは行なわれませんし、場合によっては相手に対する損害賠償責任をすべて自分が負うことにもなります。それに伴う経済的損失は計り知れず、人生を大きく左右する可能性さえあります。
具体的な免責事由
免責事由に該当する条件に、運転者の限定事項の違反があります。これは年齢条件を指定した場合に、年齢条件に適合しない人が車を運転し、事故を起こすケースに当てはまります。たとえば30歳未満不担保契約で29歳の方が車を運転した場合、免責事由に当てはまり、保険料は支払われません。
自動車保険の免責事由には他に飲酒運転があります。飲酒運転により事故を起こした場合も保険料の支払いは行なわれません。しかしながら被害者保護の観点から、被害者に対しては保険料が支払われる場合もあります。だからといって飲酒運転をしてもよいというわけではありません。
無免許運転や、薬物を使用して運転した場合も免責事由に該当します。飲酒運転と同様、補償を受けることができなくなるため、経済的に大きな損失を被ることになります。無免許運転には免許停止期間中の事故も含まれます。自分を過信せず、なんらかの社会的な制裁を受けた場合にはそれに従うことが大切です。
車両保険の免責事由
自動車保険の車両保険にも免責事由があります。地震や津波による被害は車両保険で補償することができません。仮に地震や津波により車に損害を受けた場合、補償を受けるためには地震津波特約などの補償を別途付帯する必要があります。