信号機のない交差点で右折するバイクと直進車の事故の過失割合

信号機のない交差点で右折するバイクと直進する車との事故の過失割合

信号機のない交差点で、右折するバイクと直進する車との事故の過失割合について考えてみます。信号機のない交差点では、右折する車両がタイミングを誤り、よく衝突事故が起こります。

この場合には、交差点の状況に応じて4つのパターンがあります。

  1. 道路幅がほぼ同じ交差点の場合
  2. 交差道路の一方が明らかに広い交差点の場合
  3. 交差道路の一方に一時停止規制がある交差点の場合
  4. 交差道路の一方が優先道路である交差点の場合

道路幅がほぼ同じ交差点での事故の場合

まず、①の道路幅がほぼ同じ交差点での交通事故について考えます。この交差点で、右折するバイクと直進する車が、同一の道路上を対向して走行中に起こした事故の過失割合は、バイク60%車40%です。

また、右折するバイクと直進する車が、それぞれ交差する道路を走行中に事故が起きた場合には、車から見てバイクが左方車である事故の過失割合はバイク50%車50%です。反対に、車から見てバイクが右方車である事故の過失割合はバイク60%車40%です。

交差道路の一方が明らかに広い交差点での事故の場合

次に、②の交差道路の一方が明らかに広い交差点での交通事故について考えます。この交差点で、バイクが広路から狭路へ右折し、狭路を直進中の車と交通事故を起こした場合の過失割合は、車から見てバイクが左方車となる場合はバイク30%車70%です。反対に、車から見てバイクが右方車となる場合には、バイク40%車60%です。

また、この交差点で、バイクが狭路から広路へ右折し、広路を直進中の車と事故を起こした場合の過失割合は、バイク60%車40%です。この場合には、バイクから見て車が右方車でも左方車でも、過失割合に変化はありません。

交差道路の一方に一時停止規制がある交差点での事故の場合

続いて、③交差道路の一方に一時停止規制がある交差点での交通事故について考えます。このような交差点では、原則として、一時停止規制のある側から進入して事故を起こした車両の過失割合が高くなります。

この交差点で、バイクが一時停止規制のない道路から一時停止規制のある道路へ右折し、一時停止規制のある道路を直進中の車と交通事故を起こした場合の過失割合は、車から見てバイクが左方車となる場合はバイク25%車75%です。反対に、車から見てバイクが右方車となる場合には、バイク35%車65%です。
 
また、この交差点で、反対に、バイクが一時停止規制のある道路から一時停止規制のない道路へ右折し、一時停止規制のない道路を直進中の車と事故を起こした場合の過失割合は、バイク65%車35%です。この場合には、バイクから見て車が右方車でも左方車でも、過失割合に変化はありません。

交差道路の一方が優先道路である交差点での事故の場合

 
最後に、④の交差道路の一方が優先道路である交差点での交通事故について考えます。このような交差点では、原則として、非優先道路から交差点に進入して事故を起こした車両の過失割合が高くなります。

この交差点で、バイクが優先道路から非優先道路へ右折し、非優先道路を直進中の車と交通事故を起こした場合の過失割合は、車から見てバイクが左方車となる場合はバイク20%車80%です。反対に、車から見てバイクが右方車となる場合には、バイク30%車70%です。
 
また、この交差点で、バイクが非優先道路から優先道路へ右折し、優先道路を直進中の車と事故を起こした場合の過失割合は、バイク70%車30%です。この場合には、バイクから見て車が右方車でも左方車でも、過失割合に変化はありません。

信号機のない交差点で右折する車と直進するバイクとの事故の過失割合

今度は反対に、信号機のない交差点で、右折する車と直進するバイクとの事故の過失割合について考えてみます。信号機のない交差点では、右折のタイミングを誤った車両と直進車両との事故が多発します。

この場合も、交差点の状況に応じて4つのパターンがあります。

  1. 道路幅がほぼ同じ交差点の場合
  2. 交差道路の一方が明らかに広い交差点の場合
  3. 交差道路の一方に一時停止規制がある交差点の場合
  4. 交差道路の一方が優先道路である交差点の場合

道路幅がほぼ同じ交差点での事故の場合

まず、①の道路幅がほぼ同じ交差点での交通事故について考えます。この交差点で、右折する車と直進するバイクが、同一の道路上を対向して走行中に起こした事故の過失割合は、バイク15%車85%です。

また、右折する車と直進するバイクが、それぞれ交差する道路を走行中に事故が起きた場合には、バイクから見て車が左方車である事故の過失割合はバイク30%車70%です。反対に、バイクから見て車が右方車である事故の過失割合はバイク20%車80%です。

交差道路の一方が明らかに広い交差点での事故の場合

次に、②の交差道路の一方が明らかに広い交差点での交通事故について考えます。この交差点で、車が広路から狭路へ右折し、狭路を直進中のバイクと交通事故を起こした場合の過失割合は、バイクから見て車が左方車となる場合はバイク50%車50%です。反対に、バイクから見て車が右方車となる場合には、バイク40%車60%です。

また、この交差点で、車が狭路から広路へ右折し、広路を直進中のバイクと事故を起こした場合の過失割合は、バイク15%車85%です。この場合には、バイクから見て車が右方車でも左方車でも、過失割合に変化はありません。

交差道路の一方に一時停止規制がある交差点での事故の場合

続いて、③交差道路の一方に一時停止規制がある交差点での交通事故について考えます。
一時停止規制のある交差点の事故では、一方の道路に一時停止規制のある交差点では、一時停止規制のある道路側から進入する車両により重い交通安全に対する配慮義務が課されます。

この交差点で、車が一時停止規制のない道路から一時停止規制のある道路へ右折し、一時停止規制のある道路を直進中のバイクと交通事故を起こした場合の過失割合は、バイクから見て車が左方車となる場合はバイク55%車45%です。反対に、バイクから見て車が右方車となる場合には、バイク45%車55%です。
 
また、この交差点で、反対に、車が一時停止規制のある道路から一時停止規制のない道路へ右折し、一時停止規制のない道路を直進中のバイクと事故を起こした場合の過失割合は、バイク10%車90%です。この場合には、バイクから見て車が右方車でも左方車でも、過失割合に変化はありません。
 

交差道路の一方が優先道路である交差点での事故の場合

 
最後に、④の交差道路の一方が優先道路である交差点での交通事故について考えます。一方の道路が優先道路である交差点では、非優先道路の方から進入する車両に対して、より重い交通安全に対する配慮義務が課されます。
 
この交差点で、車が優先道路から非優先道路へ右折し、非優先道路を直進中のバイクと交通事故を起こした場合の過失割合は、バイクから見て車が左方車となる場合はバイク60%車40%です。反対に、バイクから見て車が右方車となる場合には、バイク50%車50%です。
 
また、この交差点で、車が非優先道路から優先道路へ右折し、優先道路を直進中のバイクと事故を起こした場合の過失割合は、バイク10%車90%です。この場合には、バイクから見て車が右方車でも左方車でも、過失割合に変化はありません。

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