車を追い越す際に発生した事故の過失割合

追越し車と追越される車との交通事故の基本過失割合

同一方向に進行する車両を追い越す際に、追い越す側の車が、追い越される側の車に誤って追突するなどの事故が起こる場合があります。この場合の事故の基本過失割合は、追い越される側をA車、追い越す側をB車とした場合、A車10%B車90%です。

修正要素について

さて、最終的に定まる過失割合は、上で述べた基本過失割合に、実際の事故のさまざまな状況を正確かつ的確に過失割合に反映するための修正要素を考慮して、決められます。

まず、追越される側のA車の過失割合が増加する要素として、A車に避譲義務違反がある場合(B車が救急車などである場合)+10%、B車の追越し中にA車が加速した場合+20%、A車に速度規制違反などの過失があった場合+10%、A車に酒気帯び運転などの重過失があった場合+20%などです。

一方、B車の過失割合が増加する要素としては、追越し禁止区域の追越しの場合+10%、B車に速度規制違反がある場合などの過失があった場合+10%、B車に酒気帯び運転があったなどの重過失があった場合+20%です。

追い越しに関して気をつけること

道路交通法第28条から第30条までに、追越しに関する交通規制が定められています。また、自動車学校などで配布される交通教本などにも、追越しの場合の正しい運転方法が記述されています。

追い越しは、重大事故を引き起こしやすい非常に危険を伴う行為ですので、これらの交通規制や交通方法にしたがって、的確に丁寧に運転動作を行うことにより、追越し中に絶対に事故を起こさないようにしなければなりません。

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