車両料率クラス


 
 自動車保険の保険料は登録する車種型式によって異なります。車種については法律によって定められている以下の区分にしたがって分類されます。

区分 車種
1 自家用車乗用(乗用)
2 自家用車乗用(小型)
3 自家用車乗用(軽四輪)
4 自家用車貨物(軽四輪)
5 自家用車貨物(小型)
6 自家用車貨物(普通0.5t以下)
7 自家用車貨物(普通2t以下)
8 特殊(キャンピング車)
9 自家用二輪
10 原付

 この中でも「自家用乗用車(普通)」と「自家用乗用車(小型)」については、車両料率クラスという車のリスクを表す基準を用いて、車種や型式によって更にクラスが細かく分けられています。この車種にはスポーツカーやファミリーカー、SUVなど用途や目的別にさまざまな種類がラインナップされており、それぞれに事故発生率が異なるためです。

 たとえばスポーツカーの場合、事故発生率が高いという傾向があります。こうした事故発生率を反映させて保険料を決定するための指標となるのが車両料率クラスです。

 料率クラスは車両料率損害保険料率算出機構という組織が決定しており、それを各保険会社が共通で採用しているため、同じ車でも保険会社によってクラスが異なるということは起こりません。

車両料率クラスの特徴

 車両料率クラスの特徴をまとめると次のようになります。

  • 車両料率クラスは「自家用普通乗用車」と「自家用小型乗用車」に対して定められている、車のリスクを表す基準である
  • 対人、対物、傷害、車両のリスクに対して、9段階のクラスに分けられている
  • 事故発生率が高く保険金の支払いの多い車ほどクラスが高くなる
  • 保険会社によってクラスが異なることはない

 車両料率クラスは、対人、対物、傷害、車両のリスクに対して9段階のクラスに分けられており、1年毎に毎年料率が見直されています。数字が大きくなるほど料率が高くなり、保険料も高くなります。

 高級車や高級外車のように修理費用が高額になるものは車両料率クラスが当然高くなりますが、逆に事故発生率の低いコンパクトカーは車両料率が低くなります。さらに事故を起こしたとしても修理費用が安くなる傾向がわかっている車種であれば車両料率クラスは低くなります。

リスク クラス クラスが高いほど…
対人 1~9段階 事故時に相手を死傷させる可能性が高く、
被害の度合いも大きくなりやすい
対物 1~9段階 事故時に相手の車両や建造物を破損させる可能性が高く、
被害の度合いも大きくなりやすい
傷害 1~9段階 事故時に搭乗者を死傷させる可能性が高く、
被害の度合いも大きくなりやすい
車両 1~9段階 車両価格が高い、また盗難被害に遭いやすい

 車は自分の好みやライフスタイルに合わせて購入するものですが、車種によっては保険料が高くなり、その分維持費も高額になります。国内の有名スポーツカーの場合は保険料だけでなくメンテナンス費用やパーツ一つ一つにかかる費用も高額で、維持には相当の費用がかかります。ですから車購入時には車両本体価格だけでなく、保険料を含めた維持費もしっかりと考慮しておくことが大切です。

 さらにコンパクトカーやファミリーカーの場合は車両料率クラスが低くなり、その分保険料も割安になるため人気を博しています。

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